インドネシアで長らく猛威をふるう新型コロナウイルス。急激な新規感染者の増加や邦人の感染情報もあり、自身の健康を守るためにもワクチン接種は急務となっています。
本ページでは海外で外国人はワクチン接種ができるのか、時間や費用は…など、ワクチン接種経験者の体験談とともに紹介します。
目次
ワクチン接種体験者へ1問1答(ジャカルタ在住40代の方の体験談)
接種前
- どこでその情報を知りましたか?
会社インドネシア人スタッフからの紹介。インドネシア保健省のGERMAS「健康的な生活社会運動(Gerakan Masyarakat Hidup Sehat=Germas)」を通じて行われているプログラムを利用しました。 - 申込はどのようにしましたか?
申し込みは全てwebサイト上で行いました。登録フォームに必要事項と希望接種日時、会場を入力し、最後にSKTTを添付して終了。書かれている言語はインドネシア語でしたが、翻訳ソフトで単語を調べながら進める事で理解できました。 - 申込時に必要な書類や情報は何ですか?
オンラインで申請する際にはSKTT(外国人住民登録書)の添付が必須となっているため、事前に準備する必要があります。
駐在員や現地採用で就労している場合、会社の総務・人事スタッフに確認すればすぐに手配可能です。 - 申込の確定はどのように行われますか
- 費用はどの程度でしたか?
無料でした。
当日の様子
- 当日必要なものは何ですか?
SKTT。KTPを所有している方はそれだけでも良さそうでした。 - 接種会場は混んでいましたか?
会場は非常に混んでおり、接種前の登録で1時間半、接種前30分、接種後30分と計2時間ほど待ち時間がありました。
会場にもよるかと思いますが、長時間かかることは覚悟で時間に余裕をもっていった方が良さそうです。 - どのような流れで接種をしましたか?
まずは注射前登録を行いました。接種する資格があるか確認して登録してもらいます。(ここでSKTTをチェックされます。)
登録が終わると接種会場へ移動し、問診表を記入しながら待機します。
血圧を測り、簡単な問診をしていよいよ注射。
注射が終わった後は1回目の接種完了登録をして次回2回目の接種の予定日の書いた紙とステッカーを渡され終了。
- 接種直後の痛みや副反応はありましたか?
接種した箇所に少し痛み。接種後4時間程度たって倦怠感と微熱が少々出ましたが、意識して初めて気づく程度のものです。
接種後について
- 接種後2~3日以内に、何か副反応はありましたか?
1日経過して注射したあたりに筋肉痛のようなものが現れましたが、翌日には無くなりました。他は特にこれといった症状は出ていないです。 - その他、伝えておきたい事
当初はアストラゼネカのワクチンの予定でしたが、在庫が無いとの事でシノバック製になりました。聞くところ、どこの接種会場も同じとの事です。アストラゼネカ製のワクチンの在庫が不足している模様です。(6月29日現在)
駐在員・法人がワクチン接種をするには…
ゴトンヨロンプログラム
個人ではなく、企業が接種にかかる費用を負担し接種することができるプログラムです。政府の記者会見や商工会議所(KADIN)の情報によると、このプログラムは外国人も対象とのことです。
このプログラムについては、KADINが参加企業の受付・とりまとめを行っていますので、詳細については下記にお問い合わせください。
◎KADINワクチンホットライン(WhatsApp)
0812-9618-7177・0812-9618-7277・0812-8219-8977・0812-1917-3177
◎第三国でのワクチン接種
海外在留邦人等の一時帰国時のワクチン接種
8月1日から、日本国内に住民票を有しない海外在留邦人等の皆様の中で、在留先での新型コロナウイルスのワクチン接種に懸念等を有し、日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する方々を対象に、成田空港及び羽田空港においてワクチン接種事業を実施予定です。
詳細は以下よりご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html
▼一時帰国の前に読んでおきたい
▼インドネシア再入国前に!