インドネシアを代表する観光スポットのジョグジャカルタ。『ボロブドゥール』『プランバナン』の二大世界遺産が観光の目玉でジャカルタ在住の方は、すでに一度は訪れたことのある人も多いことでしょう。
しかしジョグジャの魅力は世界遺産だけじゃない!いろんな楽しい場所がまだまだ盛りだくさん。二度目の訪問で是非訪れてほしい場所をピックアップしました。
目次
マリオボーロ通りでジョグジャナイトを満喫
夜ごと地元民と観光客でごったがえす、マリオボーロ通り。涼しくなった夜の町歩きが楽しい!
賑わう通りで馬車に乗ってみよう!
値段の相場:マリオボーロ通り周辺一周
25,000-35,000 Rp
定員:最大4名
交渉方法:直接交渉
歴史や文化が根付くジョグジャは、特別州として地域王室制度が続く
『ジョグジャ』と略称で呼ばれることが多いジョグジャカルタは、歴史ある古都です。
現在でも特別州として地域王室制度が続いています。日本人旅行者にとっては、世界遺産『ボロブドゥール寺院遺跡群』と『プランバナン寺院群』への拠点として知られています。もちろん巨大な迫力ある遺跡見学は魅力的な観光です。しかし、それだけで終わらせるのはもったいない。歴史の町ジョグジャは、伝統や芸術の町でも知られ、インドネシアの中でもバリと同様に個性的な一面を持っています。
今回はちょっと志向を変えて、ジョグジャを再訪した際におすすめしたいスポットや楽しい町歩きに関することをピックアップ。何度行っても楽しい。住みたくなるような古都ジャグジャの楽しみ方をお伝えします。
定番の二大世界遺産『ホロブドゥール』&『プランバナン』
792年に建立された世界最大級の仏教遺跡群。全体で9層の階段ピラミッド状の構造になっている。
898〜910年建立のヒンドゥー教寺院。1549年の地震で崩壊したが、1937年以降から再建が続いている。
ジョクジャで食い倒れ! マリオボーロ通り ストリートフードBest5
第1位
身体に優しいホットスイーツ。暖かいスープは生姜やレモングラスが効いていて身体にも良さそう。米粉と水、またはココナッツウォーターを混ぜて作った白玉(ロンデ)のモチモチ加減が絶妙。日本の白玉より柔らかく餅よりも固い。ピーナツ入りのロンデもあり。ロンデ屋台は通りに点在していて、食べ比べてみるのもいいかも。
第2位
サテは10本ワンセット。小ぶり肉なので意外とペロリと食べられる。ロントンは白米をバナナの葉に包んで蒸したもの。好みで、甘めのピーナツと辛いサンバルを入れる入れないの注文は可能!
第3位
ピザソースは若干甘めだが、石窯で焼かれ、チーズたっぷりで美味。マリオボーロ通りの入り口で陽気な三兄弟が対応してくれる。
第4位
中華風ゴマだんご。中身は甘さ控えめのふっくら緑豆のペースト。揚げたてをいただけるので脂っこさもそんなに感じない。優しい味。
第5位
本体が十分甘いのに、追い討ちをかけるように中からトロッとパームシュガーが出てくる。とにかく甘い!ふわっとした食感は新鮮。
おみやげに最適 ジョグジャの定番お菓子
中国の月餅をもとに生まれたパイ生地に餡の入った焼き菓子。
路上で売られているバッピアは、お土産用に専門店で売られているものと比べると小ぶり。伝統味を守る老舗専門店『Bakpia Patuk 75』のバッピアは20個入りで45,000ルピアで素朴な味わいい。
チョコレート味など様々な種類のバッピアで有名な『Bakpia Kurnia Sari』のバッピアは、生地が粉っぽく塩気も強め。どちらも日本人にも好まれる風味。
もち米と小麦粉を合わせて作られた素朴なお菓子のYangko Aneka Rasaは、日本のすあまに近い味わいだが、これも日本人のお口に合う。
プラウィロタマン通りが熱い!立ち寄りたいショップ
ジョグジャのイケてる新名所として、注目されつつあるお洒落ストリートの『プラウィロタマン通り』。芸術の都らしく、アンティークショップやカフェが立ち並ぶ。マリオボーロの喧騒に疲れたら立ち寄ってみては……? きっと新しいジョグジャの魅力が感じられるのでは……!?
Monsoon Auntik Gallery
アンティーク好きはたまらないお店。品揃えが豊富で、価格も良心的。ジャカルタまで配送もしてくれる。
Tempo Gelato
いつも混んでいるジョグジャで大人気のジェラート屋さん。Tamansiswa通りにも、もう一店舗あり。
にわか宝石職人になれる!思い出にシルバー宝飾を作ろう
世界に一点しかない銀細工アクセを作る
わずか2時間でシンプルなシルバーの指輪、またはピアスが一から作れる。デザイン選択した後、職人さんがメモ用紙に手順を書いて説明してくれる。とても簡単な説明を受けただけで、すぐに一人で作業開始。
説明の適当さと放置ぶりが面白いが、その分作り手のセンスが重要になり、自ずと世界に一つしかないオリジナル感満載の作品に仕上がります。ユーモアのセンスある職人さんはインドネシア語、英語、フランス語可。日本語も少し話せる。
ちなみに取材者が参加した時の参加者は計6名。他の方々は皆さんヨーロッパからの旅行者の方々でした。
(1日にクラスは2回午前9〜11時・午後1〜3時)
値段/Rp250,000++
隠れ名物『きのこ』を知る・食べる・極める
マッシュルームの世界に浸る
市内中心部から少し離れた位置ながらも混雑している。2011年頃にきのこ料理『Mushroom Geprek』や『きのこスナック』のブーム到来。以来、『薬』としての需要が多かったきのこを食材として、またスナックとして楽しむ動きが活発になったそう。
やがて、きのこが隠れ名物と呼ばれるまでになった。その流れに乗って人気を集めたのが、ここ『Jejamuran』。レストランとしてだけではなく、地元の学生の社会科見学(きのこの育ち方などを学ぶ)にもよく使われている。
駐車場から店舗までJejamuranバスで移動。敷地内には遊び場や池などもある。ちなみに入口のきのこはディスプレイのみで販売はしていない。
ジャワ発祥の伝承医薬を本場のジョグジャで学ぶ
インドネシア漢方・手作り『ジャムゥ』に挑戦!
所要90分間のワークショップに参加
ジャムゥに興味はあるものの、何が入っているかよくわからないのは不安だし、パッケージされた商品の多くは、砂糖が使用されていたりする。しかし自分で作れば不安もゼロ、甘さ調節も自由…という思いから、ジャムゥ作りのワークショップに参加。
市場で簡単に手に入る材料のみを使用し、自宅で手軽に作れて、無理なく飲めておいしい。という3つの条件を満たすジャムゥのレシピをプロの方に教えて頂きました。
石臼と木製の杵はローカル市場で100,000Rp程度で購入できます。以下の3つのレシピは日常的に生活に取り入れて飲める味です。味の決め手はココナッツシュガー。ココナッツの殻の底で固めたドーム型のココナッツシュガーがとても美味しい。市場で買えます。
値段/Rp150,000.++
自宅でも簡単につくれる『ジャムゥ』レシピを紹介!
家庭で簡単に調理!
◎味の特徴:東南アジアのスパで施術後によく出されるジンジャーティーのような味
◎飲みやすさ:★★★☆☆
◎難易度:★☆☆☆☆
材料
水 500ml
大きめの生姜 x1
レモングラス x2
パームシュガー お好みで調節
カルダモン 5粒(オプション。ミントのような清涼感を足したい場合にプラス)
作り方
1 香りが立ち上るまでしっかりと生姜を直火で炙る。
2 1の生姜の焦げた皮を水で流しながらきれいに剥き取る
3 生姜とレモングラスの根元を叩いて潰す
4 材料すべてを鍋に入れて煮込む。香りが立ち上ってきたらできあがり(約5〜7分程度)
5 ザルで濾してカップに注ぐ
◎味の特徴:タマリンドの酸味がウコンを飲みやすくしてくれる
◎飲みやすさ:★★☆☆☆
◎難易度:★★☆☆☆
材料
水 500ml
大きめのウコン x1
タマリンド x7粒
パームシュガー お好みで調節
作り方
1 ウコンの皮をむき、石臼と杵を使ってしっかりすり潰す
※注:ウコンの色が手につくのが気になる場合は手袋を着用して
2 材料すべてを鍋に入れて煮込む。香りが立ち上ってきたらできあがり(約5〜7分程度)
3 ザルで濾してカップに注ぐ
◎味の特徴:ローゼルの花はハイビスカスティーにも使われる。爽やかな味と鮮やかな色。
◎飲みやすさ:★★★☆☆
◎難易度:★☆☆☆☆
材料
水 500ml
乾燥させたローゼルの花 x4
スターアニス x1
カルダモン 4粒
パームシュガー お好みで調節
作り方
1 材料すべてを鍋に入れて煮込む。香りが立ち上ってきたらできあがり(約5分程度)
2 ザルで濾してカップに注ぐ
いかがでしたでしょうか?
新しいジョグジャカルタの魅力を探しに行ってみませんか?