新型コロナによる影響は?|インドネシア最新出入国事情と社会規制情報まとめ【入国者体験談付】

新型コロナの影響により、インドネシアへの入国には厳しい制限がつきました。
また、政府からの通知も直前に発信されることが多く、インドネシアで新規に赴任される方、一時帰国から戻られる場合には常に最新情報を取得しておくことが必要です。

現在[在インドネシア日本国大使館]より発表されている情報は以下の通りです。

2020年7月20日作成
2020年8月11日更新

インドネシア出入国について

以下は現在インドネシアに入国する際の大まかな流れになります。(大使館情報を元に作成)
インドネシア入国の流れ

上記のフローの中でも、出入国に関して特に注意すべき点は以下の通りです。ただし、渡航時には必ず最新情報を確認の上、準備するようにしてください。

  • 日本に一時帰国中のITAS・ITAP保持者のインドネシアに再入国は可能か?
    1. 入国前7日以内に各国の保健当局が発行した英文の健康証明書
    2. インドネシア政府によって実施される14日間の隔離を受ける用意があることを述べたステートメント※

    が必要になります。

    PCR検査結果陰性の記載のある健康証明書を持参していない外国人は迅速抗体検査(Rapid Test)を含む追加的な健康検査が実施されています。その際、陽性反応または疑いがある場合には入国拒否の可能性もあります。

    ※入国時に配布されるインドネシア政府作成の健康状態に関する質問書の「インドネシア政府によって実施される14日間の隔離を受ける用意があること」を確認する項目と同趣旨とみられ、自動的に14日間の隔離が実施されるわけではありません。

  • 健康証明書について
    健康証明書に関して注意すべき点は以下の通りです。
    • 決まった書式はなし(様式自由)
    • インドネシアに到着する7日以内に,医療機関が英語で発行したもの。
    • 申請者が航空機搭乗に適しており,発熱,咳,のどの痛み,くしゃみ,呼吸困難などの呼吸器感染症の症状がないことが記載。
    • 原則として,PCR検査陰性結果の記載も求められる。
      (日本国大使館作成のサンプル:PCR検査項目:有り無し
      ※発行する医療機関に関する情報(医療機関名,医師名,住所,医師の署名)が不十分で入国を拒否されたとの情報がありますので,これらの情報が証明書に含まれるようにすることをお勧めします。
    • 出発の空港チェックイン時とインドネシア到着時の入国審査の際に,7日以内に発行されたオリジナルを提示する必要があり
    渡航者向けのPCR検査
    身近な病院等医療機関(開業医も含む)で健康証明書の発行や渡航者向けのPCR検査の実施が可能です。
    下記のサイトも参考に、身近な医療機関に相談するのが便利です。

    国内トラベルクリニックリスト(日本渡航医学会)
    http://jstah.umin.jp/02travelclinics/
    海外旅行前予防接種医療機関リスト(日本旅行医学会)
    http://jstm.gr.jp/vaccination-summary/
    「ビジネス渡航者向けのPCR検査および証明書発行」協力医療施設リスト(日本渡航医学会)
    https://plaza.umin.ac.jp/jstah/index2.html

    スカルノ・ハッタ国際空港における検疫状況

    健康証明書にPCR検査結果陰性の旨の記載がない場合の入国

    • インドネシア到着時に空港で迅速抗体検査(Rapid Test)を含む追加的な健康検査を実施
    • 追加的な健康検査の結果、新型コロナウイルス感染の疑いが弱いと判断されると一旦入国の上、更にPCR検査を実施
    • ジャカルタ市内の隔離施設に移送され,検体を採取された後,結果が判明するまで隔離施設またはホテルのいずれかの待機場所で最大1週間程度待機(離施設またはホテルのいずれにするかは,選択が可能)
    • 深夜等に到着した場合は,翌日以降にPCR検査は実施
    • 隔離施設にてそのまま待機する場合は滞在費は無料とされる一方、3人程度の相部屋
    • ホテルでの待機の場合は,3~4ツ星レベルの質が確保されるホテルとなり,個室の使用が可能ですが,滞在費用は本人負担
      ※PCR検査を含む検査費用は請求されない
    • PCR検査結果が陰性と判定された場合は待機が解除。ただし各自自宅において14日間の自主的な隔離が求められる

    健康証明書にPCR検査結果陰性の旨の記載がある場合の入国

    • 迅速抗体検査を含まない追加的な健康検査を実施
    • 各自自宅において14日間の自主的な隔離を行うことが求められる

    空港でのPCR検査結果等が陽性の場合

    仮にPCR検査や迅速抗体検査の結果が陽性の場合には,緊急病院/新型コロナウイルス指定病院へ移送・隔離されます。

    スカルノ・ハッタ国際空港における検疫方法

    スカルノ・ハッタ国際空港到着後に行われる追加的な健康検査は,現在,次のとおり行われているようです。

    • 受付
    • 新型コロナウイルス特有の症状の有無の確認
    • 酸素飽和度検査(呼吸困難等の確認)
    • 迅速抗体検査(Rapid Test)
      注:健康証明書にPCR検査結果の記載がない場合
    • (入国後隔離施設に移送された後)PCR検査
      注:健康証明書にPCR検査結果の記載がない場合)

    また、迅速抗体検査では、指先から採取された少量の血液を用いた検査キットを使用し,陽性または陰性の判定が行われています。

    その他注意事項

    入国時のトラブルを回避するために、特に次の点について注意しつつ,検査結果の取得の背景等を説明できるようにしておく事も重要です。

    1. PCR検査の代替として受検した抗体検査結果が記載された健康証明書を携行しても,インドネシア到着後にインドネシア当局により実施されるPCR検査は免除されない。
    2. インドネシア到着7日前以内に行われたPCR検査の結果が陰性であることが記載された健康証明書を提示することにより,確実に空港検疫を通過することができる。
    3. 検疫の取扱いも含め,入国時の措置が頻繁に変更されていることなどの影響により,運用が安定していない。
    4. PCR検査結果通知書の写しを健康証明書に添付しておく

    新型コロナによる出入国事情の変化

    政府による入国制限措置

    1. インドネシア国外滞在中の外国人
      一時滞在許可(ITAS)/定住許可(ITAP)/再入国許可(IMK)が失効した外国人は、7月13日から60日以内であればインドネシアに再入国し、延長手続きを行うことができます。
      ただし、60日以内に再入国しなかった場合は、新規査証を改めて取得する必要があります。
    2. インドネシア滞在中の外国人
      「やむを得ない場合の滞在許可」により滞在している外国人は7月13日から30日以内であれば滞在許可を延長することが可能です。
      ただし、査証免除により滞在中の外国人は、30日以内の出国が義務づけられています。
    3. 新規査証発給
      現在取扱が停止されています。
      なお、投資調整庁(BKPM)が新規査証発給のためのサポートレターを発行する制度を導入した模様ですが、不明な点が多いです。

    7月22日インドネシア政府発信追加説明

    7月24日(金)在インドネシア日本大使館より、インドネシア政府による入国制限措置について、以下のような追加説明が発信されています。

    1. 訪問滞在許可(ITK)の有効期限が切れ、やむを得ない場合の滞在許可(ITAK)所持者
      インドネシア滞在中でやむを得ない場合の滞在許可(ITKT)所持者のうち、
      • 数次訪問査証(VKBP D212)
      • APECビジネストラベルカード(ABTC)

      所持者は、インドネシア国外に移動する手段のない期間の滞在延長をすることができる。また、すでに延長している滞在者については、所定の条件を満たした後にITASへのステイタス変更申請も可能になる。

    2. 有効期限切れのITASまたはITAP保持者
      ITKTを所持し滞在している外国人のうち、ITASまたはITAPの延長を行うことが出来なかった外国人は7月13日から30日以内に出国義務がある。ただし、ビザオンラインでテレックス査証を取得した外国人はインドネシアに出国・在外インドネシア公館に査証申請せずにITAKやITAS申請できる。
    3. テレックス査証による滞在許可の取得
      テレックス査証取得後は以下の基準に則り、滞在許可を取得することができます。
      ・2019年12月1日以降に発行
       →ITKまたはITAS申請日に基づいて滞在許可を取得
      ・7月22日の追加説明
       →テレックス査証発行日に基づいて滞在許可を取得
    4. 査証免除で入国した外国人
      7月13日から30日以内にインドネシアから出国する義務があります。ただし、テレックス査証を取得した外国人は、インドネシアを出国せず、在外インドネシア公館に査証申請せずにITKまたはITASを申請できる。

    上記の情報についての詳細は、入国管理総局オンライン・インフォメーション・センターへの問合せする事が推奨されています。

    WhatsApp Chat Service:0821-1430-9957

    投資調整庁による企業関係者の入国サポート

    JETROによると、インドネシア投資調整庁(BKPM)は6月11日付の通達で、外国からの投資家がインドネシアに入国を希望する場合、事業の重要性が認められれば推薦状を発行し、入国支援を実施することを発表しました。

    入国サポートの条件として、

    • 滞在許可(ITAS、ITAP)保有者、外交・公用査証または滞在許可(ITAS、ITAP)保有者、国家戦略プロジェクト従事者
    • 会社運営上の事由などBKPMが必要性を認めた場合

    が挙げられ、薦状を利用することで、在外公館での入国査証の取得や、入国管理局における入国手続きにおいて、例外的な措置を享受できると期待されています。

    ただし、同推薦状が査証取得の実務上どのように取り扱われるのかなど不明点もあるため、利用に当たっては事前に確認を行うことが必要です。

    また、入国が認められる場合の保健衛生上の措置は、入国の7日前までに取得した英文の健康診断書に加えて、PCR検査の陰性証明書などが必要になります。

    また、入国後は14日間の自主隔離も必要となります。

    新規駐在予定者が入国した事例
    JICAのBKPM投資促進政策アドバイザーオフィスが発表した事例の中には、滞在許可を保有していなかったが、BKPMの推薦状により入国管理局の便宜を得て入国手続きを行い就労可能な査証を取得し、インドネシア入国後に滞在許可を取得したケースが報告されています。
    ただし、入国査証を未申請の者がBKPMの推薦状を利用して査証を取得した事例は報告されていません。

    入国者の体験談(インドネシアでPCR検査受診)

    ※7/29取材

    1. 出入国時の状況
      • 一時帰国、再入国時期
        5月初旬に一時帰国、6月末に再入国
      • 再入国時の入国形態
        単身で入国
      • 現在の勤務形態
        通常通り出社
    2. 再入国時の状況
      • 出国時に普段と異なっていたこと
        出発2時間半前に到着したが、チェックインぎりぎりと伝えられる。
        チェックイン時、健康証明書の提示とコピー、ガルーダインドネシア航空の同意書に署名が必要。
        (チェック項目はコロナ発症時の症状がないかの確認)
      • 到着から入国審査まで
        迅速検査についての書類
        機内での待ち時間は通常とほぼ変わらず。
        空港に降りると椅子が用意されており『隔離への同意書・隔離の場所の申告書・現在の健康状態文書』を記入し、PCR検査結果有・無の列に分かれ、後酸素飽和度を計測。
        Rapid検査を受け、陰性であればイミグレ・税関に進む。
        ※Rapid検査は指先に針を刺し、採血されます。傷口保護はされないので、絆創膏があると良い。
        ※左図:Rapid検査に関する書類
      • インドネシア入国後
        隔離先の申告書
        税関通過後スタッフが待機しており、宿泊費の説明を受けて申込。
        ※名前申告のみ
        ※左図:隔離先での記入書類
        ホテル宿泊について
        • 隔離先ホテルの選択は可能だが、スタッフが空港待機していたのは恐らくホリデイインのみ
        • ホテルまではスタッフが手配したブルーバードで移動(相乗り)
        • チェックイン時、インドネシア語でPCR検査の説明を受ける。
        • 滞在中は部屋で待機、3食弁当が支給される。(外で購入したと思われる飲食物を持っている人物が同じフロアにいたので、買い物は施設に要確認)
        • 費用:滞在費は3泊2.1Juta。(1泊延泊したため、総額2.8Juta)
      • PCR検査はどのように手配したか
        PCR検査に関する書類
        インドネシア国内ホテル内の専用エリアで朝8時から受付可能。申込後、9時に再集合し、バスにて検査会場に移動。全員完了後、ホテルに戻る。
        翌日夜にホテルのフロントから電話で検査結果が伝えられる。
        検査結果確認後の翌朝、専用エリアで陰性証明書を受け取り、チェックアウト。
        ホテルに待機しているブルーバードにて帰宅。
        ※左図:PCR検査についての書類
    3. 準備しておけばよかったこと
      特になし。インドネシア語に不安があっても対応できる。
    4. その他
      日本で作成した健康証明書は空港に着いてから一度も提示する機会なし。(PCR検査結果の記載がない場合は、インドネシアで確認されることはないのではないか。)

    入国者の体験談(日本でPCR検査受診)

    40代男性の例(※7/9取材)

    1. 出入国時の状況
      • 一時帰国、再入国時期
        4月初に一時帰国、6月末に再入国
      • 再入国時の入国形態
        単身で入国
      • 現在の勤務形態
        基本は自宅勤務。
        出社しないと仕事ができない人は毎日出社
    2. 再入国時の状況
      • PCR検査はどのように手配したか
        事前に日本で予約
        検査の予約は約1週間前
        検査結果は翌日
      • 出国時に普段と異なっていたこと
        航空会社の規則による。
        出国時はPCRや健康証明などの書類の提出が必要だった。
      • インドネシア入国審査
        入国はスムーズだが、チェックポイントが多い。2回は軍、2回はイミグレによるチェックだった。
        自分が入国した際は、全員事前にPCR検査の書類を準備していたため、そのまま帰宅。
    3. 準備しておけばよかったこと
      日本一時帰国中にKITASが切れてしまった場合、入国時にKITAS申請予定の書類を求められることもある。
      これは会社が用意するが、詳細はコンサル会社に相談した方がいい。
    30代男性(※7/7取材)

    1. 出入国時の状況
      • 一時帰国、再入国時期
        4月中旬に一時帰国、6月末に再入国
      • 再入国時の入国形態
        単身で入国
      • 現在の勤務形態
        在宅隔離・在宅勤務
    2. 再入国時の状況
      • PCR検査はどのように手配したか
        梅田の太融寺谷口医院にてPCR検査を予約。
        翌日には結果と証明書を受領
      • 出国時に普段と異なっていたこと
        昼間は成田エクスプレスが無く朝夕の時間帯のみ。
        スカイライナーも通常20分おきの所45分おきと交通の不便あり。
        成田空港内は免税店含めほとんど店が開いていない為、買い物はほとんど出来ない。
      • インドネシア入国審査
        降機は順番のため、後ろの席の場合は時間がかかる。ターミナル内には間隔をあけて椅子が置かれており、入国審査などの列に並ぶまではそこで待つことになる。
        PCR検査結果を持っていれば、検査結果の確認の後自宅に移動可能
        23:20頃着陸し、荷物を取って空港を出れたのは00:38。入国審査は人すくなかったものの、通常より審査時間が長い印象。
    3. 準備しておけばよかったこと
      特になし

    PSBB(大規模社会制限)による影響

    各エリアのPSBB移行期間※7月31日時点

    ジャカルタ首都特別州では、大規模社会制限の実施を8月13日まで延長
    「安全で健康的、生産的な社会」に向けた移行期間を継続すると発表。
    ただし、同州の出入域を制限する措置は撤廃されています

    西ジャワ州の5つの県・市(ボゴール県、ボゴール市、デポック市、ブカシ県及びブカシ市)での大規模社会制限の実施を8月23日まで延長すると発表。
    ※ただし、上記を除く同州については6月26日制限解除

    バンテン州の3つの県・市(タンゲラン県、タンゲラン市及び南タンゲラン市)で、同日まで実施予定としていた大規模社会制限を8月8日まで延長する。

    ※詳細は日本国大使館「新型コロナ関連情報」をご確認ください。
    https://www.id.emb-japan.go.jp/shingatahaien_oshiraseichiran.html

    観光地バリの入国事情

    Lifenesiaのビジネスサイト,「Pagi Pagi Post」でお伝えしている通り、7月31日から国内旅行者の受け入れが、9月11日から外国人観光客の受け入れが開始されます。

    詳細はコチラ

    入島に伴い、必要な条件は以下の通りです。(大使館情報を元に作成)

    1. 発行日から14日以内のPCR検査・Rapid検査陰性証明書の提示(または受検)が必要である。
    2. Rapid検査で陽性反応が出た者は続いてPCR検査を受検しなければならない。
      検査結果がでるまではバリ州政府が指定する機関で隔離される。
    3. PCR検査結果が陽性の場合は、バリ州に所在する医療機関に入院し看護を受ける。
    4. 検査費用及び入院等のかかる費用は観光客が負担する。
    5. すべての観光客はバリ州に入域する前にLOVEBALI(https://lovebali.baliprov.go.id)にアクセスして同アプリをインストールしておかなければならない。
    6. バリ州に滞在する期間、新時代における生活秩序のプロトコールを実践しなければならない。
      • マスクの着用
      • 手洗い等の励行
      • 他者と1m以上間隔を開ける
      • 清潔かつ健やかな生活を営む
      • くしゃみや咳をする時にハンカチ等で鼻・口をふさぐ
      • 目・鼻・口など顔の表面を直接に手で触らない
      • 体温計の携行
      • 携帯電話等身の回り品を清潔に保つ
      • 新型コロナウイルス感染防止に協力する
      • 他者との身体接触を避ける
    7. バリ州に滞在する間、安全確保のためスマートフォンのGPS機能をオンにする。
    8. バリ州に滞在する間、LOVEBALIアプリを通じて体調不良や問題を通報することができる。
    9. 違反した場合は法により処罰される。

    国際郵便の配達状況

    新型コロナの影響で遅延・停止していた国際郵便ですが、一部再開しました。ただし、最新の状況は必ず確認するようにしましょう。

    国際郵便物の引受再開等について(7月16日更新※日本郵政参照
    EMS
    航空
    船便
    SAL
    変更前
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    変更後
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