特別も日常も思いのままインドネシア市場での挑戦と「和牛」の未来｜NIKU SHOU TOYOTOMI

話者プロフィール

PT amigos wagyu indonesia 代表
ロニーパーツ(Rony Paat)

和牛を一般家庭にも提供し「your daily wagyu」というコンセプトの元、同社を設立。
今あるモノを大切にしながらアップデートを重ねていく。日本で法人設立と各方面との提携を進め、より両国の架け橋になることを夢見ている。

【これまでの経歴】
日本生まれ。インドネシア国籍。
2012年：日本からインドネシアに渡る。
2015年：流行りつつあったラーメン業界に目を付け、鶏肉餃子のブランド「豊福餃子」を立ち上げる。
2020年：パンデミックの中で炭火焼屋台Teras Japanを展開。
2021年：炭火焼屋台Teras Japanフランチャイズ化。
2023年：インドネシア国内50店舗達成。
　　　　 PT amigos wagyu indonesia設立。

ーインドネシアにおいて「和牛」の認識と、貴社での取り組みについて教えてください。
今日に至るまで、日本とインドネシア間の交流はビジネス・プライベートを問わず様々なイベント等を通じて活発に続いています。このような交流を通じて、インドネシアの方々にとっても、日本の衣食住が非常に魅力的なものであると感じていただいています。和牛もその魅力の一つですが、現状ではインドネシアにおいて、和牛は日常的なものというよりも、高級品として認識されることが多いのが実情です。
私たちの目標は、優れた品質の和牛を適正な価格で提供することにあります。そのためには、まず多くの方々に和牛に触れていただき、その価値を感じていただくことが重要だと考えています。密輸のノンハラール和牛が横行する中、日本でも限られたハラール認証和牛のみを取り扱われているPT Mitra Breeze Indonesia 中谷氏との連携などにより、多くの方々に和牛をお試しいただける機会を提供しております。

今後の展望をお聞かせください。
今後、インドネシアにおいて日本式焼肉店の出店ラッシュが起こるのではないかと期待しております。これは、業界全体の盛り上がりを意味すると同時に、消費者の肉に対する関心がさらに高まることを示唆しています。私たちもその期待を上回るパフォーマンスを提供し、インドネシアの肉業界、そして飲食業界の発展に貢献できるよう尽力してまいります。