写真:regional.kompas.com
中部マルク州ケイ・クチル県の沖合で10月21日、漁師の網にひっかかり死亡しているジュゴン2頭が発見された。ジュゴンは全長260センチと207センチで、母親とオスの赤ちゃんとみられる。
漁師らが沖で網にひっかかったジュゴンを発見して海岸まで運び、天然資源保護協会、海洋・漁業資源監視施設、インドネシア世界自然保護基金(WWF)などの関係者へ通報した。生態系および生物資源に関する法律1990年第5号に従い、ジュゴンは保護される野生動物に指定されている。違法に捕まえる、または殺した場合、懲役5年もしくは1億ルピアの罰金が課される。
WWFによると、同県の沖合はジュゴンの他に、珍しい種類のウミガメやクジラ、イルカが生息しており、WWFは減少傾向にある貴重な野生動物を皆で守っていくよう対策してほしいと近隣住民にも呼びかけている。