最近は長期インターン先としても人気を集める東南アジアですが、長期滞在についての生活情報はまだまだ見つけにくいのが現状です。
今回はインターン目線で、ジャカルタの生活についてまとめました。
- これからインドネシアで長期インターンをしたい人
- インドネシアへの留学を考えている人
- インドネシアへの長期旅行を考えている人
目次
執筆者プロフィール
——なぜジャカルタでインターン?
自分とは異なる価値観・背景を持つ人々と出会いたかった
大学の友人でインドネシアにゆかりのある人が多く、自分も行ってみたくなった
経済成長が顕著な都市で仕事をしてみたかった
というのが主な理由です。
——渡航前のジャカルタのイメージは?
人口が多く、にぎやかでのんびりしている印象。大都市の摩天楼/豊かな自然というイメージでした。
しかしその中間にある、人々の生活の場がどのような環境かはまったくイメージできていませんでした。
インターンが始まってからジャカルタ近辺のさまざまなエリアに行き、エリアごとの街並みやお店の種類、住んでいる人の違いに驚きました。
ジャカルタでの暮らし
住居:「コス」(KOST)ってどんな住居?
ジャカルタでは、「コス」(KOST)という住居に住んでいます。「コス」とは、単身者向けの下宿のような集合住宅です。
私が住んでいるコスは外国人向けのいわゆる「サービスコス」という部類で、月の家賃は40,000円ほど。
トイレとシャワーは室内にあり、キッチンは共用、洗濯はランドリーサービス(有料)を利用しています。
オフィスやMRTの駅までも徒歩圏内なので、出勤や休日遊びに行く時も便利ですし、ジャカルタ中心部の主要モールなどにも行きやすい立地です。
スディルマン〜クニンガンエリアには、外国人でも比較的安心して暮らせる綺麗めのコスが集まっています。
生活用品:日本から持ち込み?現地調達?
インターンを始める時は、大きめのスーツケースひとつ+リュックで渡航してきました。
私が日本から持ってきたもの/現地調達したものをご紹介します。
①日本から持ってきたもの
- パソコン、スマホ、関連機器
日本で使っていたものをそのまま持ってきました。90日以上滞在する場合は、IMEI登録が必要です。IMEI登録の方法はこちら↓
- コンタクト
1dayと2weeksを両方持ってきました。現地調達もできますが、あまり種類が選べないそうです。洗浄液は現地調達。 - 洗面用品
入国が夜遅かったので、最初1週間分を持ってきました。買い足しは現地調達。 - 化粧品
いつも使っているものをそのまま持ってきました。ロレアルパリやメイベリンは安く手に入りますし、イニスフリーなど韓国系ブランドも進出しているので、買い足しは現地調達です。スキンケア系だと、ニベアやハトムギ化粧水、肌ラボなどが比較的手頃な価格で手に入ります。資生堂もあるにはありますが、日本よりさらにお値段が張ります。 - 私服
3、4日分持ってきました。買い足しは現地調達。 - 変換プラグ(Cタイプ)
空港内や入国初日から使うので、持ってきて正解でした。 - 旅の指差し会話帳
インドネシア語がゼロの状態で来たので、お守り代わりに持ってきました。挨拶と方向、数字くらいでも分かると安心感が段違いです。
②現地調達のもの
- 家電
ドライヤー、ヘアアイロンなど。電圧やプラグなどが日本とは違うので、現地調達しました。すでに海外用のものをお持ちの場合は持ち込んでもいいかもしれません。新品は税関で課税される可能性があるので注意が必要です。ACEやベスト電気などのホームセンターに行けば、2000-3000円でしっかりしたものが買えます。 - 仕事用の服
基本バティック+スラックスを着ています。バティックはブロックMスクエアやモール内のポップアップストアなどで気に入ったものを見つけたら買っています。スラックスはH&Mやユニクロなどで買っています。 - その他消耗品
シャンプーや食器、タオル、鞄、諸々の生活用品は現地調達です。ダイソーやイオン、ロッテマート、イケアもあり、日本でなじみのあるブランドのものも手に入りやすいです。こだわりがあるもの以外は基本現地調達でなんとかなります。
↓到着翌日に買いそろえた生活用品
食べ物:インドネシアのご飯ってどんな感じ?
インドネシアに初めて来る人にとって、一番心配なのはやはり食べ物ではないでしょうか。東南アジア経験ゼロだった私の、日々の食生活をご紹介します。
ストリートフード編
- ナシゴレン(甘辛チャーハン):150-200円程度
- ミーゴレン(甘辛焼きそば):150-200円程度
- サテアヤム(白飯+ピーナッツソース焼き鳥):200-300円程度
- ソトアヤム(白飯+春雨と鶏肉入りスープ):150-200円程度
- ソトベタウィ(白飯+牛肉と野菜のココナッツスープ):250-300円程度
- ガドガド(茹で野菜のピーナッツソース和え):100-150円程度
- クトプラック(豆腐と春雨ともやしのピーナッツソース和え):100-150円程度
- アヤムゴレン(白飯+フライドチキン):200-250円程度
- ナシ・ラムス(好きなおかずを選んで盛り合わせにする):100-300円程度(おかずの種類と量による)
- ゴレンガン(揚げ物):1個20-30円程度
- ロントン(米を葉で包んで蒸したもの):1個25-30円程度
- オンデオンデ(ゴマ団子):30-50円程度
フードコート編
モールやオフィスビルなどにはフードコートがあり、屋台よりは清潔で、レストランよりは安価な料理が食べられます。インドネシア料理や中華料理のほかにも、日本食やファストフードなども簡単に見つけることができます。ジャカルタに来たばかりの頃は、お腹を慣らすためにフードコートで食事をしていました。
一食当たりの価格(目安):500-1000円程度
- うどん:600-800円程度
- ナシ・アヤム(鶏肉+ライス):400-700円程度
- ラーメン:700-1000円程度
- フォー:600-900円程度
- ハンバーガー:800-1000円程度
レストラン編
ジャカルタには、世界各地の料理を提供するレストランがそろっており、価格帯もお手頃なお店から高級店まで選べます。ちょっと足を伸ばしてご飯を食べに行くのが週末の楽しみです。
一食当たりの価格(目安):1500円~15000円(お店や料理、お酒の有無、税とサービス料の率によってかなり幅があります)
- ピザ1枚+サラダ+アイスティー:3000円程度
- ディムサム(点心)3品+お茶:2000円程度
- ステーキ200g+サラダ+アイスティー:6500円程度
- 焼き鳥5本+ラーメン+ビール:4000円程度
- おまかせ鮨+日本酒:150000円程度
飲み物編
インドネシアでは、どんなに綺麗なホテルでも水道水は飲めません。住居やオフィスに設置してあるウォーターサーバーを利用するか、ペットボトル飲料を購入しましょう。
お茶やコーヒーなどはデフォルトが甘いことが多く、微糖や無糖が良い場合は注文時にその旨を伝える必要があります。
また、ビンタンビールなどのローカルプロダクトを除き、アルコール飲料は日本と比べて非常に高価です。
- ジャワティー:1杯20-200円程度
- お茶(緑茶):1杯50-200円程度
- フルーツジュース:1杯100-400円程度
- コーヒー:1杯150-400円程度
- ビール:1本300mL 500-1000円程度
- ハイボール:1杯800-1300円程度
インターン生活スケジュール
平日編
昼食はオフィス近くの屋台で食べることが多いです。たまに新しい屋台が来ていることもあり、日々新しい味をcoba(try)しています。
終業後はそのまま帰宅することもあれば、近くのモールでご飯を食べてから帰ることもあります。少しずつですが、インドネシア語の勉強もしています。
休日編
午後はカフェやモール、レストラン、博物館などを開拓したり、バザーやアート系のイベントへ遊びに行きます。
3連休や長期休暇にはプチ旅行に行くこともあります。まだまだ行ったことのないエリアやお店ばかりで、毎週末新しい場所を開拓中。そのため休日はほとんど家にいません(笑)。
ジャカルタ近郊の遊びスポット
ジャカルタ近郊には、買い物や食事をはじめとして様々な遊びスポットがあります。
私自身、まだまだ行ったことのない場所も多いですが、一例をご紹介します。
インターン中の生活費
インドネシアは物価が安いと聞くけれど、実際に長期滞在する場合の生活費はなかなかイメージしにくいのではないでしょうか。
私の毎月の生活費の内訳がこちらです。これに加えて、旅行の際などには日本から持ってきた貯金を使っています。せっかくの長期滞在を楽しむためにも、ある程度多めに貯金を持ってくることをお勧めします。
食費:25,000-30,000円程度(平日は屋台・土日は安めのレストラン)
日用品:1,000-2,000円程度
洗濯:2,000-3,000円程度
交通費:2,000-5,000円程度
娯楽費:10,000円程度
合計:40,000-50,000円程度
(+家賃:40,000円程度)
まとめ
ジャカルタは、都会の便利さとのんびりとした雰囲気をどちらも味わえる住みやすい街です。
平日も休日も、気分や時間、予算に応じて様々な楽しみ方ができるので、好奇心旺盛でアクティブな人は楽しめること間違いなし。
ただし飲料水やストリートフードなどの衛生面、デング熱や腸チフスなどの病気には注意が必要です。
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