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助けてあげて、助けられる。ゴトン・ロヨンの世界

「インドネシア人ってどんな国民性なんだ?!」と移住したての頃は戸惑うことがいっぱいありました(今でもあるけど…)。インドネシアのことをよく知るエラい方々が指摘するには「相互扶助の精神」=(インドネシア語で)「ゴトン・ヨロン」ということらしいです。つまりは

た・す・け・あ・い
(お・も・て・な・しの口調でお読みください)。

インドネシアで暮らしていると、この心遣いがすっごく影響を与えているなぁという場面に何度も出くわします。道が分からなければ「何だ何だ」と言いながら、寄って来て教えてくれるし(合っているかどうかはその時次第)、重たい荷物でヨタヨタ歩いていたら持ってくれたり…と、そろそろ身体にガタがきている私にとっては

ありがたい〜!!!

と感じること盛りだくさん。

なぜそんな精神かというと、インドネシアの人々は“ムラ社会的”な共同体への貴族…じゃない帰属意識が強いのだそう。だから合意や相手とのコミュニケーションをとっても重視すると言われているのです。チームワークに重きをおき、安定志向が高く、一部のトップレベルの人を覗くと労働者は長期に安定した雇用を求める人が多いです。

そしてやさしくて困っている人に親切で、情に厚いとも言われています。…はい、私はとても実感しています。そしてこの感覚って日本人に合っているようにも思えます。

でっかいど〜!インドネシアは国もプライドもでっかいど〜!

 しか〜し! 日本人と異なる意識、それが

「大国意識」

なにしろ広大な国土をもつインドネシア。人口も多くて、資源や食料もほぼ自国で調達できるインドネシア。

「自分たちは自分たちでやっていけるぜ」
「インドネシアは大国だぜ」

という意識が強く、インドネシアという国への誇りを強く持っています。だからプライドが高く、相手から見下されることを非常に嫌います。

【インドネシア人と付き合う心得】
・相手の自尊心を傷つけないように心がける

言葉や文化が異なるとはいえ、人と人の付き合い。相手を敬い、相手の立場にたってコミュニケーションを取ることが、お互いが理解し合える近道だと思っています。せっかくの異文化体験のチャンス、日本では体験できないことにチャレンジしてみてもよいかも?!

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