インドネシアで暮らすにあたり、お財布代わりの現地通貨建て預金口座があると何かと便利です。通販やeコマースでの決済にも使えます。
目次
外国人による銀行口座の開設
外国人でも就業、留学している長期滞在者ならインドネシア国内の銀行に口座を開設できます。開設時には有効なITAS(もしくはITAP)、パスポートを持参します。なお金融機関によっては、在職(在学)証明書を求める場合もあります。申請書は通常、インドネシア語で記入、銀行でのやり取りもインドネシア語となりますので、言葉がわかる自社スタッフや通訳の同行をお勧めします。
居住者向け個人口座開設の手順
【必要なもの】
- パスポート
- 一時滞在許可(ITAS)
- 個人の納税者番号(NomorPokok Wajib Pajak=NPWP)
- 現地の所得証明
※ただし、銀行によって追加書類が必要な場合がある。
※申請に際してはあらかじめ各金融機関にヒヤリングのこと。
→金融機関で開設手続き→ATMカードなど受領
定期預金口座の手続き
定期預金口座を開設すると、通常は預金証券が交付される。なお、解約は、口座開設を行なった支店での手続きが求められる。
ルピア建ての預金金利は日本に比べかなり高めとなっている。
普通預金……預金額に応じて1〜2.25%(なお、預金額1,000,000ルピア未満の場合は利息なし)
定期預金……預金額と期間に応じ、最大で7.5%※ルピア建て預金を行なった場合、為替変動のリスクについて留意すること。
普通預金口座のカードの受領・オンラインバンキング
普通預金口座を開設すると、キャッシュカードと預金通帳(取引明細書の送付だけの場合もある)が交付されます。口座の開設後、毎月、口座管理手数料がかかる金融機関もあります。また、決められた最低預金額を残高が下回ると別途手数料を徴収されます。
基本的にはインターネットバンキング機能も利用できます。ただし、外国人の口座保有では利用できないこともあるので、口座開設時に確認しましょう。
現地金融機関が発行するカードの使用
インドネシアの各金融機関ではそれぞれキャッシュカードを発行しています。ところが、ATMが共通運用されていないため、顧客はそれぞれ発行銀行が設置した機械を使用する必要があります。
また、広く置かれているATMは出金のみに対応、かつ50,000ルピア札のみ、もしくは100,000ルピア札のみのどちらかでしか引き出しできない設定になっています。
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