写真:thejakartapost.com
南スラウェシ州パレパレ市で、スパイダーマンのコスチュームに身を包んで道路や海に捨てられたごみを集める活動を行っているカフェの従業員ルディ・ハルトノさん(36)が注目を集めている。
以前はまったく注目されていなかったが、甥を喜ばせるためにスパイダーマンの恰好をしてごみ拾いを始めたところ注目の的となり、新聞の取材を受けたりテレビ番組に招待されたりするなど、全国的に有名になった。
2015年の科学誌の調査では、インドネシアは年間に320万トンのごみを排出し、そのおよそ半分が海中に投棄されている。
2018年の環境・林業省の調査では、人口14万2千人を抱えるパレパレ市で1日に2.7トンのごみが不法に投棄されている。また、インドネシアは中国に続いて海中のプラスチックごみが世界で2番目に多い国でもある。
ハルトノさんは、分解されにくいプラスチックごみを最小限に抑えることが大切だと述べている。