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インドネシア生活の不安、ひとりで抱えていませんか?医師が答えるお悩み相談室│タケノコ診療所

「子どもが熱を出したらどうしよう」「外食はどこまで気をつければいい?」「デング熱って本当に怖いの?」——。

初めてのインドネシア生活では、子どもの健康や生活環境について不安を感じる方も少なくありません。特に小さなお子さんを持つご家庭では、水や食事、感染症対策など、気になることが次々と出てくるものです。
今回は、インドネシア赴任後3か月の駐在妻Aさんに、同じような悩みを抱えるご家族を代表して医師へ相談していただきました。子どもの発熱や下痢、感染症対策から、お母さん自身の心のケアまで、総合診療科の鎌田医師と心療内科のアイラ医師に伺いました。

こんな方にオススメです!
・インドネシア赴任・帯同が決まり、現地での健康管理に不安がある方
・お子さまやご家族の体調不良、病院選びについて知っておきたい方
・現地の食事や感染症対策など、安心して暮らすための情報を知りたい方

話者プロフィール


鎌田 東 医師(タケノコ診療所 総合診療科)
・2015年 タルマナガラ大学医学部卒業
・2015年 ティモール島ケフェメナヌ総合病院勤務
・2016年から現在 タケノコ診療所勤務
・2023年 医療管理学 修士課程修了

『自分が受けたい医療を患者さまにも提供できるよう、安心して頼れる医院を目指しています。』


アイラ医師(タケノコ診療所 心療内科)

・2011年 インドネシア大学 医学部(総合診療科) 卒業
・2016年 京都大学大学院 医学部修士課程 修了
・2022年 インドネシア大学 医学部精神科専門医課程 終了

『海外生活で不安を感じるのは自然なことです。一人で抱え込まず、小さなことでもお気軽にご相談ください。』


Aさん

35歳、二児の母。夫の赴任に伴いジャカルタへ移住。赴任後3か月。子どもの健康管理や慣れない海外生活への不安を抱えながら、家族を支える駐在妻。

子どもの健康が心配。まず何に気をつければいい?

Aさん
インドネシアに来てまだ慣れなくて……。
子どもの体調が一番心配です。日本にいた時は普通に生活していたのに、こちらでは水や食事、蚊のことまで気になってしまって。
鎌田医師
初めての海外生活だと不安になりますよね。
実際、来たばかりのご家族から同じような相談はよくあります。でも、必要以上に怖がる必要はありません。インドネシアで生活している日本人の方も、ポイントを押さえながら普通に生活されています。大切なのは「全部避ける」ではなく、「気をつけるポイントを知ること」です。
Aさん
まず気になるのが水です。
子どもに飲ませる水は何がいいですか?料理もどうしたらいいのか迷っています。
鎌田医師
慣れるまでは、市販のミネラルウォーターを使うご家庭が多いですね。特に小さいお子さんの場合は、

・開けたばかりの水を使う
・ボトルや水筒を清潔にする
・長時間置いた水は避ける

ということを意識すると安心です。
浄水器を使うのもおすすめです。料理については、しっかり火を通したものであれば過度に心配しなくても大丈夫ですよ。

外食はどこまで気をつけるべき?

Aさん
家事や育児が忙しいので外食に頼りたい日もあります。せっかくインドネシアで生活しているのでたくさん試してみたいと思うのですが、何を選べばいいのか分からなくて……。
鎌田医師
最初は、温かい料理や注文してから作るものを選ぶと安心ですね。逆に、生野菜などの生ものや、長時間常温に置かれているものは注意するといいと思います。
ただ、インドネシアにはおいしい料理もたくさんあります。気をつけるポイントを押さえながら、食事を楽しむことも大切ですよ。
インドネシアの環境と日本人の悩みを理解し、丁寧に回答する鎌田医師

子どもが下痢や発熱をしたら?

Aさん
こちらに来てから、子どもがお腹を壊すことが増えました。日本なら少し様子を見るかなと思うんですが、こちらだと違う病気だったらどうしようと思ってしまって……。
鎌田医師
環境が変わると、お腹の調子を崩すことは珍しくありません。まず見ていただきたいのは、

・水分摂取できているか
・いつも通り遊べているか
・おしっこが出ているか

という点です。
元気があって水分が取れていれば、慌てず様子を見ることもできます。ただし、ぐったりしている、何度も吐いて水分が摂れない、熱が続くといった場合は早めに医療機関へ相談してください。

デング熱は本当に怖い?

Aさん
日本ではあまり聞かないですが、インドネシアではデング熱があるから蚊にも気をつけないといけないと聞きました。
子供が蚊にさされる度にデング熱じゃないかと思ってしまいます。
鎌田医師
デング熱は注意したい病気の一つですが、蚊に刺されたからといって必ず発症するわけではありません。 インドネシアでは様々な種類の虫除け商品がありますので、外出時やご自宅で日頃から予防を続けることが大切になります。肌を露出しないような服を着るのも予防のひとつですね。
もし高熱や強いだるさなど、いつもの風邪とは違う症状であればご相談ください。

家族を支えるお母さん自身の健康も大切

Aさん
子どものことを考えていると、気付けばいつも気が張ってます。夫も仕事で忙しいですし、日本の家族や友人とも離れているので、最近少し疲れているなと感じています。
アイラ医師
そうなんですね。それだけ毎日一生懸命頑張っていらっしゃるということだと思います。特に小さなお子さんがいると、
「私がしっかりしなきゃ」
「子供を守らなきゃ」
と無理をしてしまう方はとても多いです。海外での生活に子育てが重なると、知らないうちに心も体も疲れがたまってしまうことがあります。
Aさん
確かに、しっかりしなきゃという考えが常にあります。
アイラ医師
お子さんやご家族のためにも、まずはご自身のことを大切にしてくださいね。頑張ることも大切ですが、時には「今日はここまででいい」と自分に言ってあげることも大切です。一人で抱え込まず、周りに頼ったり相談したりしてください。
Aさん
そう言っていただけると、少し気持ちが楽になります。
ありがとうございました!

※通常診療時には、アイラ医師の通訳は鎌田医師が行います。

医師から皆さまへ

鎌田医師
インドネシアに来たばかりの頃は、誰でも不安になります。水や食事、子どもの発熱、慣れない環境など、心配なことはたくさんあると思います。
ただ、多くの場合は正しい知識を持ち、体調の変化に早めに気づくことで対応できます。困った時は一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
アイラ医師
海外生活では、お子さんだけでなく、お母さん自身も新しい環境に適応しようと頑張っています。不安になったり、疲れたりするのは特別なことではありません。家族の健康を守るためにも、まずはご自身の心と体を大切にしてください。困った時に相談できる場所があることも、海外生活の大きな安心につながります。
私たちは、皆さまがインドネシアで安心して生活できるよう、医療面・心理面の両方からサポートしていきます。どうぞお気軽にご相談ください。
『常に注意して行動するのは大事だが、正しい知識でインドネシア生活を満喫してほしいです。』と鎌田医師

20年以上、現地の日本人に寄り添ってきたタケノコ診療所

2026年に22周年を迎えた同院。長年、現地の日本人に選ばれ続けてきた理由は、過去の記事にまとめています。

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