日本全国で100を超える病院・介護・福祉施設を運営する平成医療福祉グループ。その海外初となる拠点が、ジャカルタのHeisei Rehabilitation Clinicです。
日本で培われたリハビリテーション医療は、どのようにインドネシアで実践されているのでしょうか。平成医療福祉グループ副代表・医師の坂上祐樹先生、インドネシア法人代表の塩原耕作さん、現地で指導を行う理学療法士の末吉裕史先生にお話を伺いました。
話者プロフィール

坂上先生
平成医療福祉グループ副代表。2006年に長崎大学卒業。臨床研修後、厚生労働省に入省。診療報酬改定や災害医療体制の整備などに携わる。
2017年に同グループへ入職し、新規病院の開設や海外事業を担当。2024年より現職。
平成医療福祉グループ副代表。2006年に長崎大学卒業。臨床研修後、厚生労働省に入省。診療報酬改定や災害医療体制の整備などに携わる。
2017年に同グループへ入職し、新規病院の開設や海外事業を担当。2024年より現職。

末吉先生
印西総合病院(平成医療福祉グループ)リハビリ科係長・インドネシア法人アドバイザー。日本理学療法士協会の認定理学療法士。
2016年に同グループへ入職、非常勤講師や病院経営、厚生労働省への出向を経験し、2026年より現職。
印西総合病院(平成医療福祉グループ)リハビリ科係長・インドネシア法人アドバイザー。日本理学療法士協会の認定理学療法士。
2016年に同グループへ入職、非常勤講師や病院経営、厚生労働省への出向を経験し、2026年より現職。

塩原氏
平成医療福祉グループ インドネシア法人代表。
2013年に関西大学卒業。医療系サービス会社のインドネシア法人へ出向後、株式会社エス・エム・エスへ入社、事業開発に携わる。
2023年に同グループ海外事業部へ入職し、2024年より現職。
平成医療福祉グループ インドネシア法人代表。
2013年に関西大学卒業。医療系サービス会社のインドネシア法人へ出向後、株式会社エス・エム・エスへ入社、事業開発に携わる。
2023年に同グループ海外事業部へ入職し、2024年より現職。
「じぶんを生きる」を支える医療
Q.平成医療福祉グループについて教えてください。

初の海外拠点としてジャカルタへ
Q.Heisei Rehabilitation Clinicについて教えてください。

Heisei Rehabilitation Clinicは、経済産業省の補助を受け開設された日本式リハビリテーション専門クリニックで、2026年7月に開業1周年を迎えました。
日本人理学療法士が、インドネシア人理学療法士を継続的に指導・教育し、医師や看護師など多職種と連携して診療を行っています。脳卒中後遺症や整形外科疾患、スポーツ障害まで幅広く対応し、外来・訪問リハビリテーションを行っています。加えて、日本製リハビリロボット「HAL®」などの先進機器も導入しています。
日本人理学療法士が、インドネシア人理学療法士を継続的に指導・教育し、医師や看護師など多職種と連携して診療を行っています。脳卒中後遺症や整形外科疾患、スポーツ障害まで幅広く対応し、外来・訪問リハビリテーションを行っています。加えて、日本製リハビリロボット「HAL®」などの先進機器も導入しています。
なぜインドネシアへ進出したのか
Q.インドネシアに進出した理由を教えてください。

インドネシアでも今後高齢化が進み、リハビリテーションを必要とする患者さんは増えていくと考えています。私たちは日本の医療をそのまま輸出するだけでなく、現地の文化や医療制度に合わせ、日本式リハビリテーションの考え方を根付かせたいと考えています。
また、平成医療福祉グループではEPA制度や技能実習制度を通じて300名を超えるインドネシア人看護師を受け入れてきました。日本で学んだ医療人材が帰国後も活躍できる環境をつくることも、海外事業の重要な使命です。
また、平成医療福祉グループではEPA制度や技能実習制度を通じて300名を超えるインドネシア人看護師を受け入れてきました。日本で学んだ医療人材が帰国後も活躍できる環境をつくることも、海外事業の重要な使命です。
日本式リハビリテーションの特徴
Q.現地で指導されて感じる違いや特徴は何ですか?

日本とインドネシアで大きく異なるのは、リハビリテーションのゴールです。麻痺や痛みなどの身体機能の改善を中心に考えることが多いインドネシアに比べ、日本では身体機能の改善に加え「仕事に復帰したい」「スポーツを再開したい」など、その人が実現したい生活を目標に治療を組み立てます。
そのため、例えば、腰痛であっても腰だけを治療することはありません。普段の姿勢や歩き方、股関節や体幹機能、生活習慣を含めて総合的に評価し、原因を分析して治療を行い、再発しにくい身体づくりを目指します。
そのため、例えば、腰痛であっても腰だけを治療することはありません。普段の姿勢や歩き方、股関節や体幹機能、生活習慣を含めて総合的に評価し、原因を分析して治療を行い、再発しにくい身体づくりを目指します。
インドネシアで暮らす日本人へ
Q.メッセージをお願いします。

ジャカルタの生活は車移動やデスクワークが中心となるため、日本に比べて運動量が減り、腰痛や肩こりに悩む方が多くいらっしゃいます。一方で、姿勢や体の使い方・生活習慣を見直すことで改善できるケースも多いです。
日本へ帰国しなくても、日本基準のリハビリテーションを安心して受けていただきたいです。
日本へ帰国しなくても、日本基準のリハビリテーションを安心して受けていただきたいです。
海外事業のビジョン
Q.今後の展望を教えてください。

今年、西ジャカルタのチプトラ病院内に、3拠点目となるリハビリテーションセンターを開設します。新たな拠点では、総合病院内だからこそ可能なリハビリテーション体制を構築し、脳卒中や整形外科手術後の患者さんへ治療直後から日本式リハビリテーションを提供していきます。
Q.海外事業として、どんな未来を描いていますか。

私たちの目標は、リハビリテーションを提供することだけではありません。将来的には、訪問看護を含む在宅医療や、高齢施設の運営を目指します。そして、患者さんが自分らしい生活を取り戻せるような「治し支える医療と介護」をインドネシアに根付かせることが目標です。
その先にはASEAN各国への展開も視野に入れています。私が生きている間に達成できると良いですが(笑)
その先にはASEAN各国への展開も視野に入れています。私が生きている間に達成できると良いですが(笑)
Heisei Rehabilitation Clinicについて
Heisei Rehabilitation Clinicについての詳細は、過去の記事でまとめています。怪我だけでなく慢性的な身体の痛みを感じたら、ぜひお気軽にお問合せください。
企業情報
| 施設名 | Heisei Rehabilitation Clinic 運営会社:PT Heisei International Indonesia |
| 電話番号 | +62-813-9003-1009(WA) |
| メールアドレス | hrc.id@hmw.gr.jp |
| 住所 | Lotte Mall Jakarta(Ciputra World 1)5階 |
| インスタグラム | @stroke_klinik_jepang |
| Website | https://heisei-rehab.com/ |
クリニックネットワーク(業務提携)
※同院の理学療法士が日本式リハビリを提供しています。
| 施設名 | Kizuna Clinic |
| 電話番号 | +62-857-1608-7850(WA) |
| 住所 | AYANA Midplaza Jakarta B1 |
| 施設名 | Executive Rehabilitation Center |
| 住所 | Ciputra Hospital Citra Garden City(西ジャカルタ) ※2026年10月開設予定 |





















私たちが目指すのは、病気を治すことだけではなく、患者さんが自分らしい生活を取り戻せるよう「治し支える医療」です。その考え方を海外でも実践したいという思いから、最初の拠点としてインドネシアを選びました。