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ミスミインドネシア、ブカシに新倉庫を開設
倉庫敷地面積を4倍に拡張し在庫点数を倍増。同社が掲げる『確実短納期』体制を強化
株式会社ミスミは、生産現場に自社部品を供給、加えて生産に必要な他メーカーの生産間接材・消耗品も併せて供給するという、メーカー事業と流通事業を合わせ持った世界でもユニークな業態を持つ会社です。
ミスミインドネシアは、同社がグローバルで掲げる『確実短納期』の体制強化を推進し、在インドネシアの製造業の調達リードタイムの削減に貢献してきました。その一環として2019年4月に新倉庫を設立、敷地面積を4倍に拡張し営業拠点も統合、あらたな拠点としてスタートさせたところです。
今回はミスミインドネシア社長である山田耕次氏に、新拠点を作った背景や倉庫を拡張した理由など、インドネシアでの今後の展開について伺ってきました。
山田社長、今日はインタビューよろしくお願いします。早速ですが、新倉庫を新しく作った目的と機能性を教えてください。
今回の新倉庫の目的は2点。1点目は在庫商品の大幅な拡充とVONA事業という他メーカーの生産間接材品のバリエーションの充実。2点目としては倉庫と営業拠点、併せて3拠点あったものを１つに集約する事によって機動力を発揮していく事が目的です。この2つをもって弊社の強みである『確実短納期』をより強化し、インドネシアの製造業のお客様の調達リードタイム短縮に、より大きく貢献したいと考えています。
最近はVONA事業にも力を入れられていると伺いました。
はい、2018年からインドネシアで本格的に展開しているVONA事業を今後は更に強化していきます。VONA事業とはミスミブランド商品に加え、他社ブランド商品を供給していく事業で、ものづくり現場で必要な全ての「部品」「工具」「消耗品」といった生産間接材の取り扱いを拡大していきます。ご納得いただける品質と価格で、短納期・かつ部品1個からでもお届けします。
何社くらいのブランドの取り扱いがあるのですか？
現在、約1500の他社ブランドの取扱いをしており、ミスミの事業コンセプトである確実短納期を強化するために、19年末迄に在庫点数を5万点まで倍増させる計画です。
新倉庫を活用する事により、どんな課題を解決できますか?
この新倉庫により弊社の持つ在庫数の拡大ができ、今まで以上に『確実短納期』の精度を高める事が可能になります。在庫品は、基本的にはご注文頂いた翌日に配送、ジャワ島内であれば、ご注文後、2日以内にお届けする事が可能です。お客様にとって部品調達の納期が1週間程度短縮できることになります。この約1週間の短縮はお客様にとって非常に価値のあるものであり、弊社の強みでもあります。非在庫品については、毎日航空便により調達しており約10日でお客様に配送しています。
どのようにして納期の短縮を実現されるのでしょうか？
新倉庫により在庫化をさらに進めることができます。また、これまで3つに分かれていた拠点が1つに統合されますので、受注・発送・納品までのオペレーションがスムーズになり、より効率的な事業運営や納期短縮に繋げられると考えています。
今後どのような展開で価値を生み出していかれる予定ですか？
ミスミではECプラットフォームによるWeb上での発注が可能です。このプラットフォームを活用してお客様にとっての「確実短納期」の価値を高めていきたいと考えています。
Webで部品などの注文ができるということですか？
はい、お客様は必要なものをWebを通じてワンストップで簡単に注文できます。このような製造業系ECプラットフォームをこの規模で持っていることはミスミの大きな特徴です。
最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
新倉庫を活用して、今後、更に積極的に在庫点数を拡大し、お客様の調達リードタイムの大幅な短縮に貢献して参りたいと思います。それにより、より多くのインドネシアのお客様にミスミを選んで頂き、お客様と共にミスミも更に成長していきたいと考えています。
山田社長、本日はありがとうございました！
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