ロヒンギャ族難民の送還進める、1年内に1800人すべて帰国へ

インドネシア政府がアチェに流れ着いたロヒンギャ族の難民の送還事業を始動させている。ロヒンギャ族の難民をめぐっては、インドネシア政府を含めた近隣諸国の対応が注目を集めている。24日のインドネシア英字紙ジャカルタポスト電子版が報じた。

外務省はこれまでにロヒンギャ族の難民122人について、送還手続きを開始した。同省国際治安・軍備縮小局のアンディ・ラクミアント局長は「6月から7月13日にかけて4回にわけて97人の難民が本国に帰国した。ほかの52人は7月25日に北スマトラ州メダンから帰国する」と説明した。

外務省は国際移住機関(IOM)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の支援の下、バングラデシュ政府と連携しながら、難民の帰還を進めている。また米国と豪州はIOMを通じて、難民の帰還費用を拠出しているという。

インドネシア政府はこうした難民の帰還を促し、1年内にアチェに流れ着いたバングラデシュとミャンマーからのロヒンギャ族の難民1800人すべてを元暮らしていた国に帰国させたい考え。

一方、レトノ・マルスディ外相は先にマレーシアの首都クアラルンプールで開催されたマレーシア、タイとの協議の場で、とりわけミャンマーへの送還をはじめ1800人すべてを1年内に帰国させるには課題が大きいとの見解を示した。また同外相はこの協議の後に、ミャンマーとの直接交渉に乗り出したという。

この半面、ミャンマーからロヒンギャ族の難民を受け入れるとの正式な回答はでていない。ただし、ミャンマー政府はアチェでのロヒンギャ難民支援に向けてシェルターを提供するなどし、協力している。

アンディ局長は「ミャンマー政府がロヒンギャ族の難民が快適に過ごせるように、ミャンマー政府が公共施設を設置するのを支援してくれることを歓迎している。われわれは既に学校を設置している」と語った。

今年5月、約1800人のロヒンギャ族の難民がアチェに流れ着いた。このうち1000人はミャンマーから、残り800人はバングラデシュからの難民だとされる。


公開された日付: 2015年08月05日
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