ハーディストの息子たち、「父の遺産」引き継ぎISの戦闘行動に参加

インドネシアでこれまでにテロを引き起こした「ジハーディスト」の息子たちが、「イスラム国(IS)」やアルカイダ系組織「ジャブハット・アルヌスラ」によるシリアでの戦闘行動に、参加する動きを見せている。3月31日のインドネシア英字紙ジャカルタポスト電子版が報じた。

インドネシア当局は現在、シリアでの戦闘行動に関与しているインドネシア人を捜査しているが、これまでに、有名テロリストの息子が少なくとも4人、ISとジャブハット・アルヌスラに加わっていると見られている。4人の中には、2002年にバリで、外国人旅行者ら202人が犠牲になった爆弾テロを起こしたイマム・サムドラの長男ウマール(19)も含まれる。国家警察の広報官は3月30日、「ウマールがシリアでISに参加したとの情報を得ている」と説明した。また、国家警察諜報部門の幹部は、「われわれはイマム・サムドラの息子の行動を常に監視している」と語る。

一方、対テロ専門家のアル・チャイダール氏は「有罪判決を受けたテロリストの子供たちはIS支持か、ジャブハット・アルヌスラ支持かいずれかに分かれる。イマム・サムドラの息子だけではなく、父親の『遺産』を抱える者は他にもたくさんいる」と述べている。

ジャマ・イスラミヤ(JI)のリクルーターだったアブ・ジブリルの息子も数人、既にジャブハット・アルヌスラの活動に参加している。息子のうちの一人は先に、シリアで殺されたことをジブリル自身が認めている。JIの他のメンバーの息子もジャブハット・アルヌスラに加わっているという。

さらに、2004年にジャカルタの豪州大使館を狙ったテロの首謀者の息子もシリアでISに参加している。

国家テロ対策委員会(BNPT)の委員長を務めたアンシャード・ムバイ氏は「有名テロリストの子どもたちは(ISに参加することは)天国への近道だと考えるため、子どもたちがシリア入りするのは驚くことではない。シリアのISはテロリストの子どもたちにとって、飛んでいくのには最も理想的なチャンネルとなっている」と語った。


公開された日付: 2015年08月05日
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