
塩化ビニルモノマー 生産能力を追加増強
「AGC旭硝子」(東京都)は5月12日、インドネシアの子会社「アサヒマス・ケミカル」(ASC)での塩化ビニルモノマー(VCM)生産能力の追加増強を決定したと発表した。
VCMは主に塩化ビニル樹脂(PVC)の原料として使われる。東南アジアのPVC市場は、インフラ関連用途等が好調に推移し、年率5%超の成?が続いている。
ASCはすでに設備を増設しVCMの年間生産能力を40万トンから80万トンに倍増。2016年第1四半期から新設備での生産を開始しているが、地域におけるVCMの供給が需要に追いついていないことから、さらに既存設備のボトルネック解消と生産性向上のため、生産能力を現行の80万トンから10万トン増の年間90万トンに拡大する。増産開始は、2018年初頭を予定している。
公開された日付: 2016年05月29日