厳しいビザ取得条件

ジャカルタで日本人を雇用する業種も多様で、金融や商社、小売りや飲食店、不動産業など非製造業のほか、郊外に工場を構える製造業、運送などを手がける流通業などがあります。
ただ問題は、日本人を採用したくても就労ビザの取得が難しいという壁があることです。ジャカルタの日系人材紹介会社の担当者によると、2015年末現在で就労ビザ取得ができる最低基準は、「予定の役職要件に応じた学歴を有していること」「その役職に応じた能力認証状を有している、あるいは5年以上の職歴を有していること」とされ、新卒者がいきなり就職できる状況にはありません。また、会社の規模による人数制限があるほか、「どうして現地人でその職種がカバーできないのか」を説明する必要もあり、簡単なことではありません。

工業団地での就職
本書131ページなどで述べているように、ジャカルタの東郊外には自動車産業をはじめとする日系製造業が集まる工業団地がいくつもある。以前は「ジャカルタから数十キロの距離があるから」と勤務を敬遠した人もいたが、最近では日本食品スーパー、日系医療機関のほか、日本料理店やファストフードをはじめとする各種の飲食店も揃って来た。平均的に見て、ジャカルタ市内より給与などの待遇や車を貸与される率も高く、良い条件で勤務できるよう
だ。人材紹介会社を通じ、中国やベトナムなどの製造拠点で働いた経験などを持つ日本人にアプローチをかけてみてはどうだろうか。ある人材紹介会社の担当者は、「日本や他国からインドネシアに来る求職者は、勤務先がジャカルタ市内か工業団地かについてはこだわってはいない」と話している。

公開された日付: 2016年07月14日
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