金融システムを取り巻く問題点

インドネシアには数多くの金融機関がありますが、少なからず金融システム上に問題点があるようです。
まず、国の規模と比べてリテール銀行部門の規模が小さいことが挙げられます。国内の資金需要に応えきれないため、資金を調達したい企業経営者たちは銀行からの借り入れではなく、親子ローンや内部留保など内部資金を当て込んだり、海外の資金に依存しがちです。また、多くの金融機関は預金残高から見て「小規模」で、上位の銀行以外は国際競争力が低いのが現状です。
加えて、銀行の数(支店数ではなく、法人数)が多いため、当局の規制監督が行き届いていない懸念があり、小規模行ではリスク管理やコーポレートガバナンスになんらかの問題が起きている可能性も否めません。
識者の間では、銀行部門の効率性の低さも指摘されています。現状では貸出金利と預金金利のスプレッドが大きく、その結果、企業の資金調達コストが高止まりしています。

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