経済は成長するも、中国の影響が足かせに

次にインドネシアの実質国内総生産(GDP)成長率統計から、インドネシアの経済成長がどのように推移して来たのか見てみましょう。過去20年の統計では、1997年に起きたアジア通貨危機の影響で翌1998年は前年比13.1%のマイナス成長という大きな試練もありましたが、2000年以降は4〜6%増で推移、「上振れ、下振れが小さく安定した成長」を遂げたと言って良いでしょう。
しかし、直近2015年は前年(2014年)の5.0%増から4.8%増とやや低下しました。政府は補正予算で5.7%増と強気の目標を設定、世銀や国際通貨基金(IMF)も当初はGDP見通しを5%以上と設定していましたが、相次いで4%台に下方修正しました。
2015年が「やや足踏み」となった理由としては、天然ゴム、パーム油、石炭などのコモディティ価格が世界的に下落したことが主因とされるほか、中国の景気減速も逆風となったとみられています。インドネシアにとって中国は資源や農水産物の主要輸出先となっています
から、今後も中国の動向に注視する必要があります。

公開された日付: 2016年07月01日
Post in マクロ経済から見た現状と将来像

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