自動車・二輪車の需要はほぼ一巡

次に、自動車(四輪車)と二輪車のインドネシアにおける販売状況について見てみましょう。自動車は2009年から2013年までは右肩上がりでしたが、2014年にわずかに減少。2015年には前年比16%減にとどまりました。一方、二輪車は2010〜14年に700万〜800万台で推移していましたが、15年に684万台と18%減っています。これは、国内景気の低迷という事情もありますが、一方で『マクロ経済から見た現状と将来像』で述べたように、インドネシアには「不完全就労者の割合が多い」という弱点があり、ローンを組めないため「バイクなどを買いたくても買えない」人々がたくさんいます。識者の間では「二輪も四輪も需要がほぼ一巡したのでは」とした上で、今後は「不完全就労者がしかるべき職を得ることでバイクの購入が増えるといった流れに期待したい」という声が上がっています。

【参考資料】 JETROジャカルタ制作インドネシアの現状と将来像」デロイト トーマツ グループ 2014 年版インドネシア市場動向、など

【参考資料】
JETROジャカルタ制作インドネシアの現状と将来像」デロイト トーマツ グループ
2014 年版インドネシア市場動向、など

車が買える所得水準
一般的に、一人当たりの国内総生産(GDP)が1000米ドルを超えると二輪車が、3000米ドルを超えると自動車がそれぞれ買えるようになると言われる。インドネシアの一人当たりGDPは3531米ドル(2014年)に達しており、自動車が買えるレベルまで生活水準が上がっているといえる。

 

公開された日付: 2016年07月01日
Post in 製造拠点・消費市場としての魅力

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