実際の送金手続き

海外送金に当たっては、ルピア建てでの組み立てはできません。米ドルや日本円、ユーロ、シンガポールドルなど主要外貨に交換して送ることになります。ただ、ルピアから他の外貨への両替は送金を行う銀行で帳簿上行われます。また、インドネシアの金融機関では、外貨送金は口座からの振り出しに限っていますから、自身の口座がある銀行で手続きを行うことになります。
原資は給与や配当などいかなる方法で得たもので構いません。また、手続き時には、顧客の身分証明書類(パスポートとKITAS)の提示を求められるほか、念のため納税者番号(NPWP)のコピーを用意して出向いたほうが良いでしょう。
手数料は送金側で「送金手数料」、受け取り側で「取立手数料」がそれぞれかかります。送金時に記入する申込書に、これら手数料をどちらが負担するかチェックする欄がありますから、状況に応じて選んでください。なお、「取立手数料」は日本側の銀行によって大きく変わります。
インドネシア中銀の規定によると、送金額が2万5000ドルを超えた場合、インボイスなどエビデンスの提出が求められます。しかし、個人の送金に「エビデンスを提出せよ」と言われても、例えば家族に生活費を送金する際や、帰任時に預金を日本に送る際などにインボイスなどを提出することは、現実的には不可能です。もし金融機関の担当者から「エビデンスがなければ2万5000ドル超の送金はできない」との案内を受けた際の対応としては、1回の送金額が2万5000ドル未満となるよう、何回かに分割して手続きするといった対処が必要となります。

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