西アフリカ諸国への輸出を拡大せよ、主要国の需要低迷受け

インドネシアは西アフリカ諸国への輸出を伸ばす計画だ。米国、欧州連合(EU)諸国、中国への輸出が落ち込んでいることから、西アフリカ諸国への輸出を増やしたい考え。26日のインドネシア英字紙ジャカルタポスト電子版が報じた。
インドネシア・パーム油協会のファドヒル・ハサン事務局長は「インドネシアのパーム油生産者は、経済成長と政治の安定から粗パーム油の需要が伸びている西アフリカ諸国への輸出を増やすことを期待している」と説明する。
現在、インドネシアからは西アフリカ諸国を中心としたアフリカ諸国への粗パーム油輸出が伸びており、2015年は中国向け輸出と同程度の水準に近づく見込み。
インドネシアの1~7月のアフリカ向け粗パーム油量は既に130万トンと、2014年通年の170万トンに達する勢いだ。
一方、中国向けの粗パーム油輸出量は1~7月に190万トンとなり、前年同期の約200万トンから減少している。
繊維・アパレル部門でもアフリカ向けの展開が進展している。インドネシア繊維協会(API)によると、既にドバイの業者がアフリカに持つ親族企業ネットワークを通じてインドネシアの繊維製品がアフリカ諸国に送り出している。
インドネシアの繊維製品の輸出先では現在、米国向けが全体の36%、EU向けが14%を占めているが、アフリカ向け輸出の中継地となっている中東向けが既に約23%を占めている状況。これに東南アジア諸国と日本が続く。
中国とEUの経済が低迷する中、インドネシアはこれらに代わる新たな輸出先を確保する必要がある。こうした中、インドネシア貿易振興センター(ITPC)はナイジェリア、トーゴ、ガーナといった西アフリカの主要国への輸出を促す戦略だ。


公開された日付: 2015年10月16日
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