貿易決済に中国人民元使用を=ICBCインドネシアが推進

中国工商銀行(ICBC)傘下のICBCインドネシアインドネシアは、顧客に対し、ルピア安に対応するため、貿易決済で米ドルに代わって中国人民元を利用するよう促している。23日のインドネシア英字紙ジャカルタポスト電子版が報じた。

ICBCインドネシアのスルヤ・ウィジャヤ氏は、「中国がインドネシアにとって最大の貿易相手国になっているにもかかわらず、われわれの顧客企業は今も中国との輸出入の決済で米ドルを使っている」と説明した。

また、インドネシア全体でも国内企業の貿易決済の90%は米ドルで行われている。一方で、国内全体でも貿易決済に占める人民元の割合は10%に満たない上、ICBCインドネシアの顧客企業ではその割合がさらに下がるという。

人民元での決済が広がっていないのは、関連規制や市場の状況がある。中国人民銀行(中央銀行)が貿易決済に関して規制を設けている上、インドネシア国内では今も米ドルが流通し確保しやすいことがあるようだ。

一方、スルヤ氏は「今度に中国政府が人民元に関する規制を緩和する方向にある」と説明しており、対米ドルでルピア安が続く中で、人民元での決済のほうが企業によりメリットがあるとしている。


公開された日付: 2015年08月05日
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