サービスオフィスのフォルティス:ジャカルタ都心部の好立地を強みに事業拡大

サービスオフィスを展開するフォルティスが積極的に事業を拡大している。現在はジャカルタ中心部の4ヶ所でサービスオフィスを運営しており、来年以降、南ジャカルタのクニンガンやシマトゥパンに3ヶ所の新オフィスを計画中。立地の良さと高品質のサービスが強みだ。

包括的サービスを提供
フォルティスのサービスオフィスでは、机や電話などのオフィス設備に加え、受付や電話応対、清掃などのサービスをオールインワンで提供している。一部屋3~10人程度の利用が想定されており、会社設立準備中の臨時事務所や小規模オフィスなどに適している。コーヒー・紅茶が自由に飲める喫茶スペースも備える。サービスオフィス以外にもバーチャルオフィスや会議室などのサービスも提供している。

短期利用が可能
通常のオフィス賃貸は数年単位の契約となるが、例えばインドネシアに進出を検討中の企業の場合、調査・準備段階で契約を結ぶのはリスクが高い。フォルティスの場合、契約期間は3か月間から。サービスオフィスなら短期間の利用も可能で、電話やインターネットなどの個別契約や受付担当者の現地雇用などに頭を悩ませる必要がない。「スタートアップ時に必要なオフィス機能をすべて備えており、ラップトップ(携帯型パソコン)を持って来るだけで、すぐに仕事が始められる」(ジェネラルマネジャーのロザリン・マヤパダ氏)のが利点だ。

都心に4拠点
フォルティスはインドネシア資本の企業。2010年にジャカルタ中心部の「セントラル・スナヤン2」でサービスオフィスを開業して以来、「アリアンズ・タワー」、「スミットマス2」、「ワールド・トレード・センターⅡ」に次々とサービスオフィスを開いてきた。各オフィスには様々な広さの部屋が並び、各部屋の広さは13~48平方メートル、価格は月1300~6000米ドル程度。スディルマン通り沿いなど、都心の利便性の高い立地が特徴で、もっとも稼働率の高い「セントラル・スナヤン2」では稼働率が9割を超える。

日本語対応も開始
同社は顧客ターゲットとしてとくに日系企業に照準を定めている。今年から日本人担当者の武内千明氏も加わり、日本語での顧客対応が可能となった。日系企業のインドネシア進出が相次いでいるのを背景に、食品メーカーやIT企業など多数の日系企業が顧客となっている。より安価な価格で攻勢をかける競合他社もあるが、立地の良さと質の高いサービスが評価されているという。今後はジャカルタだけでなく、メダンやスラバヤなどの地方都市への展開も視野に入れる。オフィス需要の高まりを商機に今後も積極展開を続ける構えだ。


公開された日付: 2015年06月24日