コクヨの高品質家具で「事業をさらに上へ」 EWINDOがリフォームで社内改革後押し

西部ジャワのバンドンで民生・電装用電線・ワイヤーハーネスを製造販売している「EWINDO(エウィンド)」が、が、社内改革を推し進めている。これを促すため実施したのが、オフィス家具大手コクヨの製品を導入することによるオフィスのリノベーションだ。コクヨの高品質の日本製家具を配置することで、「本物の日本品質」を社員に提示し、仕事への取り組み方の変化を後押し。さらに、快適な空間にすることで、社員の定着率引き上げを狙った。「今よりも上を目指す」ため、コクヨ製品を導入したEWINDOのオフィスを紹介したい。

◆リノベーションで社内改革

バンドンにあるEWINDOのオフィスは、明るく広々とした空間に、大きな共用デスクとゆったりとした背もたれのオフィスチェアが美しくと配置されている。日本製の高品質のデスクとイスは機能的かつ落ち着いた雰囲気を備え、作業効率を高めそうだ。床には薄いグレーの絨毯が敷かれ、シックな雰囲気を醸し出している。
「リノベーションは、事業をさらに上に伸ばすため」と、強調するのはEWINDOの大田中秀一アドバイザー。22年にわたり日本企業で働いた後、2012年にEWINDOに。10―13歳まで駐在員の父と共に家族でジャカルタに居住した経験も持ち、インドネシアは2回目の居住だ。
こうした大田中氏らが活躍するEWINDOがオフィスのリノベーションに踏み切った背景には、経済成長を続けるインドネシアであっても事業環境は生易しくない上、海外市場の開拓が求められるなど、事業体制の拡充が迫られていることがある。現時点でも品質や対応力には自信があるものの、より上を目指すことが必要な状況だ。
そこでEWINDOは、社内改革の一環としてリノベーションを決断。同時に、自慢できるようなオフィスを整備することで、優秀な人材の確保も狙った。
リノベーションにより、仕事への考え方、手法、自己改善への意識づけ、効率化などを促すため、高品質のコクヨ製品に白羽の矢が立ったという。スタッフに世界基準・品質を周知させため、コクヨの世界品質の製品にスタッフが日々触れられる環境を整備することとなった。

◆リフレッシュエリアにアドバンスルームも

リノベーションにより、デスクやチェアなど各種コクヨ製品を導入し、オフィスはモダンできれいに。同時に、執務エリアでの食事を禁止する半面、リレフッシュエリアを設け、そこで飲食できるようにした。
さらに、奥にはお祈りや車座での食事会もできるカンティーン、コーヒーや紅茶を楽しみながら会話できるスタンド、飴をなめながら打ち合わせできる小ミーティングコーナーを用意。その上で、備品の高さを低めに統一することで、空間の広がりを演出するとともに、周囲とのコミュニケーションを取りやすくしている。
クレームを迅速に解決し新規案件に集中するための部屋、アドバンスルームを新設したことも大きな特徴だ。ここには図書館・資料室機能も持たせ、調べ物をしながら作業に集中できる「おこもりデスク」も用意。イスもキャンパス仕様にした。大田中氏は、「ここには、後ろ向き前向きを問わず、会社の『今』がすべてある、そういう部屋になった」と笑顔を見せる。
実際にEWINDOのスタッフから新しいオフィスに対する評判は高い。内覧会の段階で、「早くここに引っ越したい」との声が上がった。

◆良いオフィスは「ひらめき・はかどり・ここちよさ」を提供

今回のリノベーションを手掛けたのは、コクヨからインドネシアの代理店PT.SETSUYO ASTECに出向している谷治 昭宏。リノベーションについて気を付けたことについて、同氏は「お客様のご希望やコンセプトを実現していくとともに、私たちの価値をそこにプラスしていくこと」と説明。さらに「オフィスづくり、ものづくりの側面から日系企業の海外展開の役に立てるように今後も努力したい」と強調する。そうして顧客に寄り添い「コクヨに頼んでよかった、コクヨで仕事してよかった」と実感してもらえるよう日頃から心掛けているという。
では、こうした心意気で事業にあたるコクヨにとって、良いオフィスとはなにか。谷治氏は「良いオフィスでは、『ひらめき・はかどり・ここちよさ』が得られる。アイデアを出やすくするようにしたり、コミュニケーションをよくしたり、生産性をよくしたり、従業員満足度も高めることもできる」と説明する。 
さらに内装をあまり凝り過ぎないことも重要。インドネシアでは施工品質やマテリアルの問題からすぐに内装が劣化することもあるからだ。同時に、組織やレイアウト変更に対応しやすくするためなるべくオープンかつシンプルにしておくことも大切だとする。


公開された日付: 2015年07月03日